ドイツは町の中にも緑が多く、町を囲む森や川が多くありました。
まるで気候風土がドイツの人間性を生み出しているかのよう。
都市と郊外(田舎)がくっきり分かれていて、都心から20分くらい電車に乗ると「ここは避暑地の別荘地か・・。?」
店ひとつない。
もちろんコンビニはない
夜はシーンと静まりかえっている。。。
北ドイツは平原に林や湿地がたくさんありました。
そんな感じで、ビジネスマンが頭をフル活動する都会 脳を休める郊外、明確にわかれているようです。
クラインガルテン(市民農園)が多く、皆さん農業をいそしんでいました。
人が自然や緑と接するモダンな型。
エコ、とか有機、大好きで、自然を大切にする文化は日本人と共通点も多いかと思います。
最終日、フライトまでの時間、駅のガード下の2㎞続く朝市を散歩。
旅先で、その土地の人々がなにを食べているとか、興味がありますね。
訪れるトラベラーに見せたい観光地とかよりも、よっぽど面白かったりします。
ハンブルクはドイツで唯一海に面しているが、やはりドイツは森の国、みなさん肉食中心みたい。
夕食は「カルテス・エッセン」という火を使わない冷たい食事、冷菜で済ませる習慣があるので、ハムやソーセージ、パン、サラダ、チーズは不可欠なんだそうです。
昼にガッツリ食べて、夜は軽くすませる。
キッチンもシンクも汚さず合理的。健康にも良いとされる。働く女性にとってもありがたいですね。
でも、よく飽きないなぁ・・・。とも思いました。
ハムやソーセージ、サラミなどの保存食は湿度もなく、冬が長いドイツでは作るのにも食べるのにも適していたのでしょう。
またドイツは穀物の生産が乏しく飼料が不足するので、ブタを森に連れて行きドングリを腹いっぱい食べさせます。そしてまるまる太ったブタから塩づけ肉や保存食がつくられるのですね。
最後に駆け足で聖ニコライ教会に登ってきました。
港町のハンブルク 高い尖塔は船乗りたちの目印になったそうです。
石造りでこんな高い建物は、地震のないドイツならでは。
ハンブルクの町を一望して、また来ることはないであろうこの街の空気を胸いっぱいすってきました。
時間に几帳面なドイツ、でも電車がダイヤ通りに来ないときもあります。おおむね治安もよく、道や電車を聞いても皆さん親切に教えてくれました。
ドイツというと厳格なイメージでしたが、なに人だからこんな感じと決めつけるのは偏見ですね。
陽気にビールを飲んでサッカーが大好きで、外も明るいので遅くまで盛り上がっています。
さらばドイツよ。さようなら
町を歩きドイツの空気を肌で感じ、深いところで異質なドイツにふれて、日本人に似ているところもあるなとも思いつつ、
まぁショートステイのドイツ研修、修行、冒険?探検?
で偉そうなことは言えませんが・・・。
ハンブルクの日本人ビジネスマンの仕事っぷり、そのサムライ魂には、頭下がりまた。
西東京に帰ってきて電線ごしの夕焼けを見て「日本なんだな」となにかホッとしてたりする自分がいます。
ドイツ ハンブルグ滞在記(完)