平井園だより

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四ツ目垣

2023.03.19
 2月あたりは竹もよく乾燥しているので竹垣制作には適しています。

竹材に水分が残っていると伸縮して縮んでしまって、思わぬところに隙間はできてしまったり虫が食いやすかったりするので。

そんな訳で年明けの寒い時期に竹垣は作りなおすことが多いですね。
ひゃ~冷たい・・。でも洗うと仕上がりの印象が全然ちがうから・・。
植物や障害物も多いなか、丸太の鉛直、曲がりくねった竹の水平垂直を確認しながら進めていきます。
男結び(いぼ結び)をしっかりとできるかがポイントです。
裏十文字綾結びは四ツ目の基本ですね。
そんなこんなで完成です。
蹲の筧も取り替えて・・。
庭に新しい息吹が吹き込まれました。


今回、電灯の支柱も交換しました。
支柱材は栗丸太です。

なんせ、アンティークの電飾灯なので壊したりしたら替えはないので、ぐらぐらになっていた支柱は早めに交換です。
釿(ちょうな)で皮をむきました。
ほんのり明かりがつくと、大正ロマンのようで、別世界が広がります・・。

いい雰囲気なんです。

平和=生命

2022.11.12
 なんだか暖かい11月。。。蚊も飛んでます。

昨夜は皆既月食

前回は、なんと織田信長が活躍していた442年前の、安土桃山時代以来だそうで

いつの世も人々の争いは絶えませんね
ロシア、ウクライナの戦いも、いつまで続くのでしょうか。

連日、悲惨な報道がされていて
でも他人事ではないですね

近頃いろいろ飛んでくるし・・。蚊が飛んでくるぐらいならいいんだけどねぇ~。

平和への願いを込めてオリーブを植える依頼も多いような気がします。
先日は白壁の美しい、デザイン住宅にオリーブを植栽してきました。

いつか旅したプロバンスや地中海を思い出します。
平和=生命

そんな願いを込めて、植えました。
なんだか暖かい11月前半に植えられてよかったです。

そろそろ晩秋
来週から、グッと温度が下がるそうですが、

このオリーブにはどんな厳しい冬でも乗り越える力を持っている・・。そう確信してます


そうだ。
クリスマスごろ寒風除けの養生をやりにいこう

2Fプランター設置&人工芝

2022.10.22
この秋、はじめて、おでんと肉まん食べました。

季節がすっかり変わったのを実感します。
2Fプランター設置&人工芝&植栽を承りました。
いろいろあれこれ頑張っております。


シンボルツリーはアオダモ株立ち
幹が太くなると野球のバットの材料にもなりますね。
べつにバットをつくる為に植えたわけではないですが・・。

白い幹肌とサラサラと風にそよぐ小葉が爽やかで近年人気の樹種です。
植木が一株入るだけで建物の印象はずいぶん変わるもので・・・。
隣家との目隠しには、レイランドヒノキの生垣、そして紅葉が見たいとのお客様のご希望で大盃モミジなどを植栽。
南西の日あたりの良い位置にレモン
風水的には西側に黄色い実のなる木が吉だそうで・・。 人工芝を貼るので徹底的に整地、ダンパーやプレートも使います。
まずは防草シートを貼り、固定します。
人工芝の製品の特性上、どうしても直線的になってしまうので、大きな景石なども配置して、人工芝を加工して貼ります・・。この作業が予想以上に手間がかかり大変だったりします。

防草シートの上に人工芝を接着。
高機能人工芝「Really Turf」を採用。。。
ホームセンターなどで購入できる製品とは、やはり耐久性が違います。
2Fバルコニーには大きめのプランターを配置します。
キッチンが2Fなのでテラスはキッチンガーデンということで、レモンなどの柑橘類、月桂樹、オリーブなどをセレクトしました。 お隣との目隠しにも丁度よいですね。
暑かったり、寒風が吹きさらされたりと2Fテラスは意外と植物にはハードなものです。
自動潅水装置は欠かせませんね。 ふわふわで見た目も綺麗な人工芝。
除草しらずで手間いらず。

メンテナンスフリーの人工芝で地表を覆ってしまうのも一案かもしれませんね。

お手入れ楽ちん きれいなグランドカバーのお話

2022.06.16
 庭のお手入れで一番やっかいなのが雑草の管理。

雑草を生やさないためになるべく地表を少なくしたいなら、グランドカバーで覆ってしまうことも一案です。
今回は広いお庭を持つ洋風のお客様宅のグランドカバーを植栽した時の様子です。
グランドカバーの利点は、雑草防止以外にも、地盤を固めてくれたり、泥はねの防止も。
また、緑が増えれば、庭の全体の雰囲気も明るくなりますね。


今回半日陰になるお庭に用意した植物は、

青い花が可愛らしい
ベロニカオックスフォードブルー
踏むと香りの良いクリーピングタイム
ローズマリー
ギボウシ
フッキソウ
クリスマスローズ
ヤブラン
イベリス

ブルーや白のお花で覆うと目にも鮮やか、爽やか、お客様の洋風のお宅によく合います。

広いお庭の地表部分に、雰囲気を考えながらたくさんの苗を敷き詰めていきます。
(これは去年の5月頃の作業風景です)
今回は特にベロニカ・オックスフォードブルーを中心とした形で植栽していきました。

ベロニカは性質が強く、お手入れがほとんど必要ありません。
耐寒性、耐暑性が強い性質を持っているので最近の日本の猛暑にも耐えることができます。
春から初夏にかけて可愛らしく品のあるブルーの花を一面に咲かせます。

こちらは植えてから2ヶ月経った7月の様子。
(いい感じに葉が這ってきてますね)
冬を越え今年の1月に葉っぱが色づき始め、
こちらは3月の様子です。
元気よく成長したグランドカバーがお庭を美しく彩ってくれました。
とても綺麗な仕上がりを見て、私たちも思わずうっとり…。
お客様によると、香りの強いクリーピングタイムを植えたことで、猫の糞尿被害もなくなったそう。
そんな効果もあるのですね!
いろいろといい点が多く、お庭を豊かにしてくれるグランドカバー。
雑草でお困りの方、取り入れてみるのもいいかもしれません。 (K)


石畳

2022.01.08
 植木屋はお庭全般を管理するものですから、100年に年に一度ぐらいしかやらない作業もありまして。
なんでもやらなければなりません。

「丹波石の石畳」を施工しました。 ていうか・・。補修なんですけど・・。
大木の根で盛り上がってしまったので、根株を一部、深く切断して埋め戻し、再び水平な石畳を作り直すという作業依頼。


まず、材料の調達に苦戦しました。
現在、丹波石は採石できないそうで、どの石材問屋に聞いても、「ないねぇ~」とのことで・・。

仕方がないのでネットで調べたところ、ようやく見つけて。値段もよいけど、なんとか購入できました。 大きな石はチェーンブロックで据え付け 凸凹な御影平板の、なんとなくの水平を探します。
もちろん水平器は使うけど、あてになりません。
感覚こそ力。
石屋ではないので、決してうまくはできませんが、石をチョコチョコ削ったり、鏨で割ったり。時おり「あ”ー!」とか呻き声が出ることも。
貴重な丹波石なので・・。 作業の没頭すると、人は無言になります 目地にモルタルを流し込み、綺麗に拭き取ります。
作業記録のひとつですが、思い入れのある石畳みができました。

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