平井園だより

News

思い出の柿

2023.10.04
 先代が大事にしていた「柿の木」
なんとか移植して生かしたい・・。との依頼で移植作業してきました。


今年は、なかなか涼しくならないし・・。「100%成功するとは、けっして言えません」そのへんは、お客様に念をして作業開始しました。
どんなベテランの植木屋でも断言はできないと思います。
柿は一般的な落葉樹とも、また違った根の性質があるようです。
予想より根鉢が、しっかり取れました。根鉢の下に瓦など固いものが、たくさん埋めてあったので直根が張れなかったため、横根を丁寧に切断したら、しっかりと鉢が取れました。
重量は1.7t つり上げには16tラフターを使用
カキは上に伸びる性質が強く、「桃、栗、三年、柿、八年」いわれるほど結実の遅い樹種です。
しかし、瓦などを根鉢下に入れて、成長する根の勢いを横に分散すると、枝も横に伸び木が早く実をつけます。
また低湿地などでは、根腐れ防止にもなるようです。
2脚ほおづえ支柱でしっかりと安定させました。


春になって「あれ?芽がでないやん・・。」と思っても諦めないでください。
2~3年後にパッ!と新緑が芽吹くこともあります。

今回自信あります。

きっと良い御報告ができるかと思っています。