平井園だより

News

四ツ目垣

2023.03.19
 2月あたりは竹もよく乾燥しているので竹垣制作には適しています。

竹材に水分が残っていると伸縮して縮んでしまって、思わぬところに隙間はできてしまったり虫が食いやすかったりするので。

そんな訳で年明けの寒い時期に竹垣は作りなおすことが多いですね。
ひゃ~冷たい・・。でも洗うと仕上がりの印象が全然ちがうから・・。
植物や障害物も多いなか、丸太の鉛直、曲がりくねった竹の水平垂直を確認しながら進めていきます。
男結び(いぼ結び)をしっかりとできるかがポイントです。
裏十文字綾結びは四ツ目の基本ですね。
そんなこんなで完成です。
蹲の筧も取り替えて・・。
庭に新しい息吹が吹き込まれました。


今回、電灯の支柱も交換しました。
支柱材は栗丸太です。

なんせ、アンティークの電飾灯なので壊したりしたら替えはないので、ぐらぐらになっていた支柱は早めに交換です。
釿(ちょうな)で皮をむきました。
ほんのり明かりがつくと、大正ロマンのようで、別世界が広がります・・。

いい雰囲気なんです。