平井さんぽ

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山梨さんぽ

2020.02.13
 ぶらり甲州へ行ってきました。

山梨県立美術館にはフランスの画家ミレーの絵画がたくさん収蔵されています。
 大きな美術館。
「落穂ひろい」など代表的な絵画を鑑賞。。
ミレーが生まれ育ったフランスは農業自給率が高い国だから、フランス国民の心の原風景には農民の姿というものがあるのかもしれません。

厳しく貧しくもひたむきな農夫の姿や自然の描写には神秘性すら漂っています。


きっと共感できるのでしょう・・。
一部の貴族の趣味であった絵画の題材に、あえて農民の暮らしに着目したところがミレーならでは・・。美しい夕暮れ時。
う~ん・・・サウダージ。

 色使いは暗めで深い感じ、そこに想像させる余地があるというか・・。どの作品も高級感のある深みを感じました。

でも・・昔からこの絵を見て思うんですけどね 
とても腰に悪そうな姿勢だな~・・。っと思うんですよ。
作業効率は良いのでしょうが、長時間この姿勢では腰を痛めるんじゃないかな?なんて思ったりして。

腰は落とす、もしくは膝をつくほうが腰にはよいでは・・。と思うのです。
よけいなお世話ですが・・。


 夕方からは甲府の桜座でライブ鑑賞~!
地方ならではの渋いライブハウス。
アルゼンチンから23時間かけてやってきたギターリスト フェルナンド カブサッキのギターを聴かせていただきました。

激しい音や奇抜な演奏ではないのですが、流れる小川のような静かなギター

おとなしい~。

私にはよくわからないのですが、ただならぬ雰囲気をかんじる。
まるで音と会話をしているような幻想的な演奏であった。

  勝沼でワイナリーを数件ハシゴして
ヴァンルージュ!

勝沼は起伏も多くガレ場も多い土壌、盆地なので夏は暑くて、冬は谷から吹きつける厳しい風もあり、寒暖の差が厳しい土壌であります。
でも午後の陽光はやさしくて南アルプスに沈むまでたっぷりと吸収できるようです。

なまぬるい土壌で育ったブドウでは美味しいワインはできません。厳しい環境を乗り越えて育ったブドウこそが良いワインになるらしい。


慶千庵 
かぼちゃ、野菜、水、地粉のうどん、味噌、すべてこの土地の食材を鉄鍋で煮た「ほうとう」をいただく。
辛味噌を薬味に入れると、さらに食欲を加速させる。

フランスではその「土地に根ざすもの」「その土地の味」「土壌」の意味でテノアールという言葉があるらしいが慶千庵の「ほうとう」はまさにテノアールであった・・。トレビア~ン!
辛味噌はお土産に購入~!
ほんとに美味しくて、ご馳走様でしたと深々と頭を下げてしまうほど・・。
体も温まりました。

とっぷり暮れる甲府の夕日を眺めながら温泉つかって帰路に着く。。

東京からわりと近いし、ブドウ狩りシーズンでないと人も少なくてなかなか良いですねぇ。

夕暮れ時の甲州

まるでミレーの絵画のように・・。 ゆったりと時がながれていました。