自宅の建て直しに伴う移植です。

今までなかなか実らず、5~6個でしたが、亡くなった年は100個ぐらい成ったそうです。
思い出の木を何とかして生かしたいとのことでした。
元来、柿の庭木は移植が難しくベテランの庭師さんでも 「100%活着します!」とは言い切れないと思います。
「ここほれワンワン!」掘ってみると根鉢に下に沢山の瓦の欠片や瓶の欠片が沢山埋まっていました。



移植先では植穴にワラ灰を混ぜました。 柿の移植はワラ灰を入れると良いと昔の人に教わっています。

藁灰は古くから用いられてきた有機肥料。カリウムやカルシウムを含みミネラルの供給、土壌phの調整、根グサレ防止、殺菌効果もあります。柿以外にもマグノリアなどの根の粗い植物にも良いようです。
「枯れ木に花をさかせましょ~♪」と花咲か爺さんは灰を播いたそうですが、あながちウソではないのですね。

柿は3年ぐらい眠ってしまい、そして突然芽吹くときもあるんです。
旦那さまの形見の木なので大事に養生して、なんとか新築祝いにお持ちしたいと思っています。