平井さんぽ

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大泉堀ウォーク その2

2022.05.06
 家でじっとしていないで町へ繰り出しましょ
歩いていると不思議と良い考えとか浮かんでくるものです。

今回の暗渠ウォーク、気候にも恵まれました。
オオムラサキツツジが満開
招霊木(オガタマノキ)

バナナの香りを漂わせます。
霊を招く木なんて・・。なんか出そうですね。
さらに一行は暗渠を突き進みます。


やはり文明文化は川沿いに伝わるのですね。

白子川周辺地域には川と共に歩んだ、ぶ厚い歴史があるようです。
法華経の教線が中世後期に白子川を遡り教えを広めた痕跡があり
このへんは日蓮宗教圏でして日蓮聖人が巡礼に訪れたという話もある。


保谷山福泉寺を訪れました。
和尚様に案内されて、特別に三十番神を見学することができました。
写真は西東京市webから転載させていただきました。
Copyright(c)Nisitoukyo city.All raight reserved.

明治政府に焼却処分を命じられた三十番神は、住民が密かにこっそり持ち出して福泉寺に安置して現在に至っている。

西東京市指定30号の文化財である。

先人の苦闘が伝わってくるようで下保谷村における江戸末期から明治、そして現在に至る、地域の信仰を物語る貴重な歴史遺産だと思いました。
和尚さまからは番神様にまつわるお話、人々がこの地に住み始めて800年以上の歴史があることなど貴重なお話をお聞きできました。

文化材を守ることは大変なことなんだなぁ・・。と改めて思います。
福泉寺の御住職には感謝いたします。
ありがとうございました。


そこから一行はコンビニで休憩~。
ガーデニングの素晴らしいコンビニでしばし休息。
バラが咲き誇っていました。
大泉第4小学校付近は竹の子憩いの森公園のほうへ迂回しなければなりません。
大泉方面に近づくと暗渠も緑道として整備された感じになります。

白子川接続部に到着~。
本流の水はきれいですね。

あれほど流れていた大泉堀、最期の吹き出し口からはチョロチョロ出ているぐらいでした。
水は・・。?どこに行ってしまったのか?
でも耳をすますと吹き出し口から水流の音が聞こえるね。
どこかに導水しているのかもね・・。

さらに整備された緑道を下っていくと小泉牧場が現れます。
23区内に唯一残る酪農牧場を見学 すぐそばの東京ワイナリーで清瀬のシャルドネで一杯。
キリッとして爽やかなお味でした。
保谷駅方向に戻りながら妙福寺を見学
大泉地区の日蓮宗の本寺で格式高いお寺です。
なかなか見応えあるお寺です。桜の季節にまた来てみたい


保谷駅方向へ帰る途中、大きな沢庵樽を飾っている農園を発見。 このへん練馬大根ですもんね。
沢庵石らしき石垣とかも時折見かけます。

保谷駅のバルで打ち上げ打ち上げ
クラフトビールで乾杯!
10キロ歩いて、ほどよく疲れてからの一杯は体に染み渡ったねぇ。
ほろ酔いの帰路で見た東伏見坂下の夕焼け
良い夕暮。

日が長くなったなあ

約25000歩
さんざん歩き廻って疲れたので今夜はぐっすり寝れそうです。


追記
で、はじめ。ヤギベの中村君に暗渠ウォークのことを聞いて「それは面白くないと思う・・。たぶん流行んないよ。」とか言ってた私ですけど
行ってみたら意外と面白くて・・。

気がつけば半世紀近く地元に住んでて、いいオッサンになってたけど、通ったことない道とか、景色とか、初めて聞く話とか、いろいろ発見があってね。中村君は「よかった探し」とか言ってたっけ。
それからというもの、水路と旧道とか気になって気になって(笑)

とりあえず、次回の町ブラ企画を楽しみにしている自分がいたりします。