平井園だより

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山桃ジャム

2019.07.04
 しっかり梅雨がきましたね。

先日はお客様の藤棚をやり替えました。

この時期、植木屋は毎日 天気予報とにらめっこ。
庭のお手入れなどのは掃除がしづらくなったりするものですから・・。

こちらは雨が降ろうが槍が降ろうが行く気があっても、お客様も嫌がりますしね。
予定が立てにくいので困ったものです。
梅雨の貴重な晴れ間に作業を組み込んだりしてます。

☘平井園ではお庭の手入れ、樹木の伐採も承っております。
ぜひご相談ください‼☘


毎年この時期になると平井園の圃場では、たくさんのヤマモモ(山桃)が実ります。
毎年ジャムを作るんですけど・・。木登りしたり収穫がけっこう大変なんです。

そこで、我が社園の開発事業部のオジサンにより、ついに!「山桃ホイホイ」が開発されたんです。 自然の風力と重力によってヤマモモがホイホイっと収穫できます。


ニュートンは林檎の落下現象をみて「万有引力の法則」を発見したそうだが・・。

ヤマモモの実がポトポト落ちるのをみると、地球に生きる私たち生き物の動きの基本は
「重さ」なんだなと・・。

すべての物体は、たえず地球の中心まで引っ張られていて、その中で我々はぶら下がったりして生かされているってこと・・。実感します。


だからこそ!
高所作業は落っこちないように気をつけないといけないのです。
これは小熊手。

潮干狩りに使う道具を流用しました。
延長棒をつけて、最大4mまで伸びます。
これで落ちないヤマモモを掻き落とします。

収穫したヤマモモは洗って、蔕をとったり下処理してから大鍋で煮て、冷ましたのち果肉と種を分けます。
この作業が大変なんです。

はてしなくて・・・。

毎年、妻もウンザリするのですが、今年はママ友と4人ぐらいで井戸端会議状態(笑)
ピーチくパーチク作業してたら、とっても早くて、作業がスムーズにすすみました。
新たな気づき・・。ですね。

一人より二人で、二人より数人で。。。
協力して制作したときの感動は他にかえがたいものでして・・。

素敵な関係性も味わわせてくれました。

煮汁と果肉を再び大鍋でアクを取りながら煮詰めます。4時間ぐらい煮詰めたかな。
最後にお砂糖とレモン汁を少々加えて・・。 「山桃ジャム」今年もできました。


ちょう甘すっぱいー。

うーん。
この味この味。。。
野性のえぐ味と酸味が調和して超甘酸っぱい上品な仕上がりになりました。

おすすめはバニラアイスに添えたり、ヨーグルトに入れるとおいしいです。
紅茶に入れてもよいかもです。
「たかが山桃」「されど山桃」

たとえ素朴な発想でも大事に大事にしていれば
省エネできたり、いろんな発見があったり

「山桃」は日々の暮らしのなかで、かけがえのない豊かさをもたらしてくれました。