植木屋はお庭全般を管理するものですから、100年に年に一度ぐらいしかやらない作業もありまして。
なんでもやらなければなりません。
「丹波石の石畳」を施工しました。
ていうか・・。補修なんですけど・・。
大木の根で盛り上がってしまったので、根株を一部、深く切断して埋め戻し、再び水平な石畳を作り直すという作業依頼。
まず、材料の調達に苦戦しました。
現在、丹波石は採石できないそうで、どの石材問屋に聞いても、「ないねぇ~」とのことで・・。
仕方がないのでネットで調べたところ、ようやく見つけて。値段もよいけど、なんとか購入できました。
大きな石はチェーンブロックで据え付け
凸凹な御影平板の、なんとなくの水平を探します。
もちろん水平器は使うけど、あてになりません。
感覚こそ力。
石屋ではないので、決してうまくはできませんが、石をチョコチョコ削ったり、鏨で割ったり。時おり「あ”ー!」とか呻き声が出ることも。
貴重な丹波石なので・・。
作業の没頭すると、人は無言になります
目地にモルタルを流し込み、綺麗に拭き取ります。
作業記録のひとつですが、思い入れのある石畳みができました。