今年の夏の暑さがハンパじゃないので枯れてしまうのではないかと心配はしていましたが、定期的な潅水管理で無事生き延びました。

平井園に40年以上植わっていたかな…?かなりの大物でした。「高野槙」
秋篠宮悠仁悠仁親王の御印の木とされ珍重されていまして、もともとは高野山などの多く自生しており、弘法大師空海が供花として選んだともいわれています。 天高く大きく育つその姿のように宮様も育ってほしいとの願いで、この木が選定されたことでしょう。
平井園圃場にも何本か在庫がございます。昨年、別の神社にも高野槙を納品しました。
ひぇ~こちらは残念ながら枯れてしまいました…。水遣りが足らなかったのでしょう…。
真夏は日中の温度が高いので、夜間にたっぷり遣ってほしかった…。
高野槙は移植後の発根力が弱いので、植栽して2~3年は夏の養生! とくに気にかけて水かけて…。
また根の張りも遅いので、強風で倒れないようにしっかりとした支柱が必要です。
まぁこうなってしまったら後の祭り…。
高野槙の移植はなにげに難しい
植木屋さん的には頭悩ませます。
言わずと知れた超高齢化社会
↑写真は嵐の後、裂けたままでぶら下がっていた白樫です。
↑写真は住宅地の狭小地での伐採
機械が入りづらかったのですが、なんとか2tクレーンを入れて安全に伐採することができました。
↑こちらは大きな樫の木の強剪定
スッキリしました。
パッカー車は半日で満タンになるし、丸太は遠方まで処分の為、運搬します。
石張りは今だに健在
当時描いた未熟なスケッチパースも…こんなん書いてました…
あの頃こと、思いだしたりして…
それで、今回お伺いした、古くから農業を営んでらっしゃるN邸でも、伐採・剪定・刈り込み、に加え、雑草除去や芝生管理を平井園全員で分担して、お手入れにいそしみました。
この巨大爺さま、いやシイさまは、木肌は初代ゴジラの皮膚のようにひび割れ、うねる樹幹は、まるでマニエリスムの宗教画のような迫力❢
ただ、ここ数年の気候変動は思ったより激しくて、僕らが愛してやまないこの武蔵野でも、それまで見たことのない昆虫が気候の上昇と共にじわじわと北上。大好きな独歩の森のコナラも、見るも無残な状態のものが多くて。
おしまい❢