平井園だより

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平板敷き

2025.05.06
言わずと知れた超高齢化社会

バリアフリーの園路を作ってほしい…という依頼もあります。

古い住宅なので、水道、ガスの埋設管があるります。コンクリ土間は打てないので、平板敷きにすることにした。

360×600×70なので、結構重いが歩いていて安心感がある。

130枚 糸を張って水平見ながら据え付けます。

危険木伐採作業

2024.10.12
お庭や町なかに植えている植木って、だいたい戦後に植えたものが多いもので…

大きな木は木陰も作ってくれるし涼しくて良いのですが、近頃の巨大台風、温暖化による病虫害の変異などによって、倒木、枯れ枝の落下など被害も多く報告されています。
↑写真は嵐の後、裂けたままでぶら下がっていた白樫です。
今にも落ちてきそう…
建物を倒壊する恐れもあるので、こちらから危険をお伝えして、緊急撤去作業を行いました。
作業的には立木を伐採するより、かかり木の撤去は危険ですね。
↑写真は住宅地の狭小地での伐採 機械が入りづらかったのですが、なんとか2tクレーンを入れて安全に伐採することができました。 ↑こちらは大きな樫の木の強剪定
スッキリしました。 パッカー車は半日で満タンになるし、丸太は遠方まで処分の為、運搬します。

あたりまえの話ですが背の高い木は低くしてしまえば安全です。

自然災害の多い日本、どうぞご安全にお過ごしください。

鉄平石の思い出

2024.09.16
 ようやくトンボも舞って、いくらか涼しくなりました。

秋の虫の音にいつの間にか包まれて…
この静寂な宵

思慮にふけるには、良い時間です。

若いころ、いろいろやってみたくて鉄平石の玄関アプローチを制作したんです。

あれから代も変わったのですが、20年ぶりにお呼ばれして伺いました。
石張りは今だに健在
3.11も経過しましたがヒビ割れ一つ入らず、しっかり役目を果たしていました。
当時描いた未熟なスケッチパースも…こんなん書いてました…
あの頃こと、思いだしたりして…

いつのまにか年を重ねまして…
お庭しごと。長年やっていると嬉しいこともあるものですね。

庭の音 300歳の椎の木に耳をかたむける

2024.07.15
ども。平井園の山本です。
さて、お盆と言えば八月中旬というのが一般的ですが、東京ではひと月前に行う地域もちらほらで、早盆を迎える前にお庭を綺麗にしてほしいという依頼が意外と多いんです。
それで、今回お伺いした、古くから農業を営んでらっしゃるN邸でも、伐採・剪定・刈り込み、に加え、雑草除去や芝生管理を平井園全員で分担して、お手入れにいそしみました。

ここで、何といっても目につくのが巨大なシイの古木で、聞いたところによると樹齢は300年❢らしく「ある時期からずーっと300歳で通しちゃってるの」と、奥様は静かに微笑んでいらっしゃいました。
この巨大爺さま、いやシイさまは、木肌は初代ゴジラの皮膚のようにひび割れ、うねる樹幹は、まるでマニエリスムの宗教画のような迫力❢

それでふと思ったのは、太古の遺跡や江戸~明治時代の史跡はこの辺りでもよく見るけど、御年300歳、しかも生きている巨大モニュメントが、何げにしれっとそこにいる…って、あまりないことだなーって。 ただ、ここ数年の気候変動は思ったより激しくて、僕らが愛してやまないこの武蔵野でも、それまで見たことのない昆虫が気候の上昇と共にじわじわと北上。大好きな独歩の森のコナラも、見るも無残な状態のものが多くて。
しかも大型台風の脅威も日常的で。

そこで平井さんは奥さまに、巨大化したシイノキの危うさを説明した後、高く伸びたクレーンの先にセットしたゴンドラから、いまにも落っこちそうな枯れ枝や、シイ爺のバランスを崩しそうな大枝を、切っては落し切っては落して、とりあえずの不安材料を取り除いたら、シイ爺&奥さまも、ひとまずホッとされたので、僕らもあらためて、美味しいお茶とお菓子を満喫。

さらに、朝採れの胡瓜と万願寺唐辛子までをお土産に持たせていただいて、枝葉ゴミを山盛りに積んだ平井園の青い車は、カラスの声に見送られ、新町に向けてガタピシ帰りました。とさ。
めでたしめでたし。

え?シイ爺の声のことに触れてないって?

ま、

やるき こんき のんき

ってとこかな~笑
おしまい❢

新年

2024.01.04
 2023も戦争が続き、国内外いろんな問題が波乱含みで終わりましたが、2024も元旦から地震・・。航空事故に関しては新潟に救援物資を運ぶ予定機であったそうで・・。災害時は2次災害にも十分注意しなければいけません。
まだまだ寒さが厳しくなる時期なので被災地が心配です。


明けましたが、多く被災された方々の、お見舞いを申し上げます。
↑このお庭は30年以上、平井園でお手入れさせていただいております。
長い間平穏であるということが、なによりありがたいことであるか・・。
こんな動乱の時代では、身に沁みます。

 NHKによりますと能登地震では東西に150キロにわたって活断層がずれた可能性があるとのことですが。

今年は北北東が吉方ということで柴又帝釈天にお参りに行ってきました。
しかもチャリで・・。片道3時間ぐらいでした。

どうか平和でありますように。と…

今年もよろしくお願いいたします。

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