平井さんぽ

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竹と笹

2012.07.01
もうすぐ七夕です。
近所の原っぱでは毎年七夕祭りが行われます。 7月7日 織姫と彦星が年に一度だけ逢うことが出来るロマンチックな日でございます。
我が家の娘たちも短冊に願い事を書いて毎年飾ります。
なにやら「背が伸びますように」「自転車がほしい」・・・「ハワイに行きたい!」
無理な願いは御遠慮ただきたい。。。

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毎年この時期になるとよく質問されるのですが「竹」と「笹」は何が違うのか・・・と思いつつ今の今まできてしまいました。
「さ~さ~の葉 さ~らさら♪」と歌にはありますが一般に七夕は笹ではなく細めの竹を竹藪に入って採ってきます。
日本の野生植物(平凡社)によると、「タケ・ササの仲間は分類学上未解決の問題が多く、属や種の認識もまだ定説に達していない」とあります。
植物学的には大きくなっても「竹の子」時代の皮が残ってるのが「ササ」 矢竹の寒竹ようなものを「ササ」と分類する。 矢竹 寒竹

ただ、異なる解釈も存在します、
文科省では「稈を利用する」のが竹、「葉を利用する」のが笹という定義をしているようです。また、タケの語源は「高い木」、ササの語源が「サラサラと葉が触れ合う音」だそうです。
物干し竿の場合は稈を使うので、ササ類であっても「竹」というのが文科省定義なのでしょう。
調べだすとますます混乱してきました(汗)
植木屋さん的には「笹」というと「クマザサ」「オカメザサ」等の地被植物のイメージがあります。 「竹」は孟宗竹、大名竹など中高木のイメージがします。
飾りつけするなら笹よりも大きな竹の方が沢山飾れて良いでしょうね。
今年も仙台をはじめ各地でさまざまな七夕祭りが行われるようです。
天の川に願いを托しましょう~