平井さんぽ

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台湾見て歩る木

2013.02.20
2月も半ば 木枯らしが吹きまくります。
今年は雪も多いようです。。。そんななか週末の休みを使って台北へ行ってきました。
日本で台湾料理を営んでいる夫婦の知り合いが、旧正月で台湾へ帰るので現地でガイドしていただき御世話になりました。
気温は20℃以上 旧正月も終りに差し掛かっていましたが、台湾の正月の雰囲気を味わえました。
お店の前では小さなドラム缶で御札?を燃やしながら祈願している姿があちこちで見かけ、爆竹の音も街中に響きわたります。。。 初日は松山空港に11:00に到着 ホテルに荷物を降ろすとすぐに地下鉄MRTに飛び乗り故宮博物館へ~
古代から現代にわたる中国4千年のお宝が収蔵されています。毎年展示が変わるので全部見るには10年以上かかると言われています。
中でも博物館の最上階に展示されている最高のお宝は何だと思いますか?
長い長蛇の末に見たものは・・・
「白菜」の翠玉と「豚の角煮」の石です。 白菜の翠玉 肉型石 技巧、細工が素晴らしいのはもとよりユーモア溢れるセンス、食への好奇心、物の価値について考えさせられました。。。
その晩、は市林夜市で屋台・・・器も小さめなので、ちょこちょこ食べて数軒ハシゴ致しました。屋台には冷蔵庫がないためお酒を飲んでいる人があまりいなかったです。コンビニでビールなどを購入してから屋台に行くといいそうです。匂いが凄かった。。。 人、人、人・・・

二件目に訪れた行列の店では排骨という薬膳を食べました。

排骨と魯肉飯

スペアリブである排骨を噛み砕いて骨髄をチューチューしゃぶりつく食べ方を見て台湾人の食に対する偉大さを感じました。
2日目はまず、台北の山の方の九份へ行ってきました。1890年台に金山の発見でゴールドラッシュに明け暮れた街です。 映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった町でノスタルジックな風景が広がっています。

その後、中正記念館へ~ポルトガルブルーを思わせる様な青い瓦と白い壁が印象的。

お昼は観光客はあまり行かない、現地の方に人気のある店に食べに行きました。

庶民的なお店はだいたい蛍光灯が点いています。 豚の血のスープ 意外とあっさり。

他にもビーフン、焼蕎、豆腐料理・・・・安ウマでした。
その後、孔子廟に向かう。
学問の神様・孔子 儒教の道徳精神に厚い、多くの台湾人が長い線香を上げてお参りに訪れます。

Taoismといわれる道徳観念や哲学が今だ脈々と生活の根底に流れていることに気づかされます。
その後,お茶屋さんへ~やはり台湾でもティータイムは庶民の楽しみの一つのようです。

独特な入れ方をします。日本の烏龍茶とは比べ物にならないぐらい香り豊かです。
お茶をゆっくり頂いたあとは、忠烈祠

瞬きもせず一糸乱れぬ動きに感動! 素晴らしいパフォーマンス!
その後、士林官邸

日本 統治時代に園芸試験場として築かれ、戦後、蒋介石が住んだ官邸 熱帯から温帯の台湾気候に分布する、植物の数の多さは植木屋の私にとって、とても興味深いものでした。 バンブーとアレカヤシのエントランス ランタナが陸屋根から下垂

時期的に日本では落葉している植物も生い茂り花を咲かしていました。ちなみにこのガレージには蒋介石の妻の専用車が展示されていました。

もう咲いている寒緋桜 japonica の学名も数多く見うけられる。統治時代に日本から持ってきたことが想像出来ます。 街中では壁面緑化もけっこう見かけました。 ガジュマロの街路樹の木陰

短い滞在時間でしたが文化、芸術、食と台湾を見て歩くことができました。
日本人に親切で気候も人も温かい台湾、美味しい台湾
またいつの日か訪れたいです。