平井さんぽ

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フランス ニース滞在記

2012.09.17
2012夏、南仏プロヴァンス!
建築家の片山夫妻からのお誘いで、フランスニースの高級住宅で作業をしながらのホームステイ。
7/27(金)アムステルダム経由のフランス行きのKLM 離陸 そしてコートダジュール空港着陸! 現地時間20:00 空港にはポール夫妻がプジョーお出迎え~自宅へ到着 この日はロンドンオリンピック開会式の日 ワインを頂きながら早めに床へ着く。 翌朝早速、玄関ポーチの土漆喰塗り壁作業に取り掛かる。 11:00頃まで作業するとプールでひと泳ぎ,長旅の疲れを癒します。 建物の北側の木陰でランチ 子羊の串焼き
食前酒はパスティス    食あたり予防になるそうです。
そしてバンルージュ♪♪♪・・・ 遠くには小高い丘が広がって遠くで鐘の音が聞こえる。。。
乾季の長いのプロヴァンス地方は湿度も少なく過ごしやすい、蚊などの虫も少なく日ごろから外でランチやディナーを楽しみます。 食後には皆さん十分な シェスタをとり静まりかえっています。
zzz・・・
4:00作業再開 日本で18時ぐらいの明るさが21時頃まで続く 白夜と戯れながら作業が続きます。。。 7/29(日)午前中は作業の続き プールサイドのオーニングの下でランチ ウサギのテリーヌ カモのパテをフランスパンに挟んで頂く。 その後一同シェスタ 私だけはお庭の樹木の手入れ そして 静まり返った中、プールに飛び込む腹打ちの音だけが響き渡ります・・・
好奇心満々で早く町に繰り出したかったですが。。その後、車の教習を兼ねてカルフールに食材の買い物に行きがてら、市街地を散策。 conv0004 地中海は蒼かった 磯の香りは一切しない 風がサラサラ・・
ニースは世界中の富裕層やセレブが訪れるバカンスの地である。 旧市街地の骨董市散策
ディナーはフランス家庭料理と地元ワインを頂きました。 シュリンプのボルドー風 ムール貝のマリニエール 骨付きラムのふと腿焼き そしてバンルージュ♡・・・   ニース近郊のヴァンスへ小型車で観光 ロザリオ礼拝堂
アンリ・マティスの集大成の作品 光と影が美しい 
病気と闘いながら晩年を過ごしたルノアールや2度の世界大戦を経験したシャガールもこの南仏の光に癒され勇気づけられたそうな。。。
とてもモダンな教会だ、色彩のセンスが素晴らしい マティスは偉大なり。。。
館内は写真撮影禁止なのが残念 今回の旅、車で移動出来たのは大変面白い体験であった。
広いハイウェイ どこまでも続くブドウ畑 小高いオリーブの丘
スタと呼ばれる長い直線の街路樹 計600km 軽やかに疾走した。
時折目に写る小さな村や絵画のような家々がとても可愛いい
街路樹の大きなプラタナスが眩い光を幻惑させる。 フランス人は平均、運転が皆上手 、老いも若きもビュンビュン飛ばします!
F1やWRCで巧いドライバーがいるのも納得出来ます。 石積みのガードレール エスケープゾーンのない道を皆さんガンガン飛ばします。
路上駐車も多く、どうやって入ったのか?と思うほどギチギチに停める。大型店舗の駐車場は日本ではバックでの駐車が多いが前進での駐車が多かった気がした。 いままで日本の車は素晴らしいと思っていたが、やはりその国にあった車の形態があり,フランス車はとても素晴らしい車であった。 9割はマニュアルミッションだ、信号が少ないので一度走りだすと完全停止することが少ないのでオートマの必要がない。 ディーゼルエンジンが多く日本車最新のハイブリットやアイドリングストップのエンジンではないが非常に燃費が良い訳だ、停車はほとんどしないので 高速走行向けの固めの足回りセッティングであるが石畳も多いのでしっかりとショックを吸収する。 車体がぶれないのにトコトコと小気味良く走行するので「ネコ足」と呼ばれるそうだ。 道路事情で一番の驚きは信号機、標識、電柱の少なさで、おそらく日本の1/10もないと思う。 などと日本に帰ってきて語ると「どこの田舎町へ行ったんだ?」と言われますが市街地でも信号機は少ない
交差点は「ロン・ポアン」と呼ばれる円形状のロータリーで植物やオブジェなどがある もちろん信号機はない 慣れるまでは大変だが慣れれば非常に合理的である。 信号機などが少ないため景観も美しい 目の検査のような標識が出てきます。
慣れればいろんな国の人でも解り安い案内板でしょう。 フランスに行ったら是非運転を体験していただきたい
走ってみなきゃわらないこともある 目から鱗の体験であった。
日本は自動車先進国と思っていたが道路事情は悪いな~と帰国してから常々思う.

プロヴァンスに小旅行に出かける。
Europcarで車を借りる。保険はしっかりしたものをつける。
ひとまず山の上の焼き物の町グレウレバン ムスティエセントメリへ向かう。 食器などの焼き物を購入 蝉のお土産物が多い いたる所に蝉の土産がある 鳴き方も日本の蝉とは大分違う スイッチを入れると「ジッジッジッジッツ!」となんとも味気のない音がするのだ。
なにを隠そうプロヴァンスの人々は蝉が大好きなのだ。深い意味もありそうだ。
ランチはムスティエセントメリの沢の傍のレストランでアヒル料理を食べる。生まれて初めてアヒルを食べたが、とてもコクがあり旨かった。沢があり 京都の川床料理のようなものか? お約束のバンルージュ・・・バンルージュとは地元ワインのことである。 途中にRiezという小さな町にも立ち寄り 今夜の宿のエクサンプロヴァンスへ向かう。
プロヴァンスで一番古い雰囲気のある素晴らしい町だ。 17時ともなるとブティックなどは閉めてしまう、しかたないのでウインドウショッピング。 絵画の様な町を散歩しながら今宵のディナーの場所を探す。 ディナーのあとホテルの屋上のラウンジで飲もう!ということになり、アーティーチョーク、タコの酢漬けなどのお惣菜を買う。
ドブ臭い裏路地が印象的  石畳の多いとても味わいのある町、エクサンプロヴァンス もう一度訪れてみたい。 裁判所の土漆喰の壁 エクサンプロバンスの朝 翌日、途中小さな町へ立ち寄りしながら、大きなカフェオレカップの泡に埋もれながらゆっくりと過ごす。 ボニューへ向かう 丘の上の小さな村 絵本の中に入りこんでしまったようだ。 ラベンダーを満載にしたトラックがクラクションを鳴らしながら目の前を通過した。 辺り一面がラベンダーの香りに包まる。。。
人生の休息をとれるのならこのような町で過ごしたい。。。 お昼は洞窟のレストランでランチ ウサギ料理などを味わう。
その後、フランスで最も美しい村 目指すはゴルドー~♪
辺りは田園風景が広がり、切り立った丘の上にある町は「天空の城」という表現がふさわしい 高低さのある町を息も絶え絶え散策する。
魔法の迷宮! おとぎの国!  ラビリンス ゴルドー!
19世紀のルネッサンス様式の建築が今も現存しています。
古い石造りで漆喰の建物が連なり 貴重な水場はサイフォン原理でポンプもなく昔から水が湧くのである。 建具も素晴らしい 古めかしい重厚なもので黒光している 建具と鋳鉄のフェンス ヤツデの艶のある緑との組み合わせが合う 鋳鉄のフェンス越しに 絵になる猫がいた  眼下にはプロヴァンスの町が広がるテラスでフランス家庭料理に舌鼓!
遠くで教会の鐘の音が響いています~ 御馳走さまでした。 サーモンのゼリーよせ 前菜の生ハムメロン ザリガニのパイ包み カモのロースト林檎煮添え
ブルゴーニュワインとの愛称がとても良いです。
フランス料理が素晴らしいのは今さら言うまでもないが、旬の果物と肉料理を実に巧く組み合わせる。酸味と旨みが口の中で合わさって複雑な味となる、消化も助けるそうだ。 見た目も楽しみながら五感をフルに使って味わいます。Uu~とかOh~とかメルシ~♪とか自然とうめき声が出ます。
そして第六感 その人にしかわからない想像力まで掻き立てるのだ。
やはりバンルージュ・・・♡ 世界一と評されるガレット&クレープ屋にも連れて行っていただきました。
フランス人は美味しい物には目がない・・・と言われるがグルメのレベルはやはり高い
御主人いわく「美味いもん食べれたら死んでもいい~」という言葉が深かった。 雰囲気漂うカルス旧市街地 とても静かな町。
今回、植木屋の私にとって地中海性気候に分布する植物を見ることは大変勉強になりました。
雨季の短いプロヴァンス地方で花や緑を飾ることは、なにより贅沢なことなのでしょう。 滝のようなプルーンバゴ ブーゲンビリアと竜舌蘭 カルス旧市街地 温暖でドライな気候は害虫も少なく、オリーブの大木をよく見かける 台風がないため巨大なサイプレス(糸杉)がすくすくと育つ。
ゴッホが絵画の題材にしています。 ブドウ棚に光が降り注ぐ 何てことない花車が可愛かったりする
今回の旅で一番良かったことは、やはり世界一のヴァカンスの地、ニースでホームステイして現地の暮らしぶりを体験できたことである。
フランス家庭料理も堪能した。 フランス人の古い町並みや昔の文化を大切にするこだわりには頭が下ります。日本との大きな違いを感じました。
そして日本の文化も大事にしなけりゃいかんな~と改めて思います。
色の記憶、香りの記憶 南仏の光の輝き

御世話になったポール.ファミリーには心より感謝いたします。