平井園だより

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畑の片づけ

2019.03.02
 すっかり暖かくなりました。

河津桜
ひと枝ふた枝ぽつぽつ咲いてきて、今、見頃を迎えてます。
だいぶ春らしくなってきて、植木畑で仕事をしていると、ようやく寒さから解放された気分です。
畑は伐採や片づけなどしております。。。

代々受け継いできている家業を繋ぎ続けるには、広範囲の植木畑を手放さねばならないので、とても複雑な気持ちになります。
法に順守するのは仕方ないのですが、仕事場であったわけですから、とても残念なことです・・。


私が子供のころと比べると地元もだいぶ緑がなくなりましたね。

西東京市も人口が増えました。
地域に活気があるのは良いのですが、植木畑や空き地などは災害時の一時避難場所にもなったはず・・。

祖母は関東大震災の時、竹藪に逃げて生きのびたと聞いてます。

温暖化対策とかいって国もいろいろやるけど、そのまま畑や林を残しておけばヒートアイランド抑制にもなるし・・。


それはともかくとして、緑多き暮らしは、人々に安らぎを与え、その町の魅力のひとつなのでは・・。と、思うんですが。

しかたがないです。
連日、畑の片づけ仕事がつづきます。
ユンボーのバケットの穴から撮ってもらいました。
私がまだ幼かった頃、植木畑は近所の子どもたちの遊び場でした。
泥だらけになって落とし穴掘ったり、体中けむ臭くなるまで火遊びしたり、焼き芋焼いたり、なにもなくても毎日夕焼けまで遊んでいて
ゆっくりと日が暮れていったことを思い出します。

時代の変化が速すぎて、先のこと先のことばかり考えますが。。。


たまにはこんなことも思いだしてほしいです。

土の香り
朝靄の樹森の中を散歩していたことを。

ただ...。いまは、立ちすくむしかないのが現実

いろいろ手続きがあったり、やること山積みなので、せめて体調を崩さぬように
体のコンディションだけは整えてこの節、乗り切りたいです。