平井さんぽ

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秋の町ブラ 東伏見しゅうへん

2022.11.23
 すっかり秋も深まってきました。

いまにも降り出しそうな鉛色の空、イチョウの黄葉に温かみを感じます。
田無地方史研究会のフィールドワークに参加してきました。

まずは、柳沢公民館集合でミーティング
中島飛行機武蔵野製作所を狙って落とされた爆弾の破片も展示されている。
「しじゅうから第二公園」付近は長崎に落とされたパンプキン爆弾の模擬爆弾が着弾した場所である。
ジャガイモ畑にカボチャが落ちてきたってわけね・・。

この看板だけって・・。ちょっと寂しいね
東伏見神社で参拝

この地に、昭和四年に落慶(らっけい)されたそうで、現在93才、もうじき100周年。

中島飛行機からも大通り一本で来れるので、まるで中島飛行機製作所のための神社のようである。
昭和20年には終戦しているわけで・・。
裏山の鳥居は何本あるのでしょうか?
慰霊碑があり、殉職された方々の名前を刻んでいる。
やはり東伏見神社は中島飛行機製作所との関連が濃いようである。

その後、中島飛行機の工場があった、武蔵野中央公園へ
秋のイベント真っ盛り、平和です。
2016年に発掘された地下道の床の残骸。

約80年前、この地に軍事工場があり、「ターゲットNo.357」という符号がつけられ、たくさんの爆弾が降り注いだことは忘れてはいけませんね。
北へ移動。千川上水だって、江戸時代の歴史的遺構である。 途中で上保谷という表札を発見!
もともとは東伏見という住所はなかったのですね。
坂上付近の大日如来墓石

ここの旧地名はかつて上保谷村下野谷でした。

彫りがあっさりとしてよいですね。
小祠の中で保存状態が良い。
国指定の縄文時代の遺跡である。
VRで当時の状況を垣間見る事ができます。

しかし・・
下野谷遺跡はなぜ、石神井川の北傾斜の場所だったのだろうか?
日当たりの良い南傾斜のほうが良さそうな気もするが・・。

私の・・。誰に聞いたわけでもなく、なに調べたわけでもなく、ただの直感なんですが

東伏見坂下付近の青梅街道あたりにも一筋、川があったのではないかと思うんです。

それであれば河岸段丘の中島みたいな感じで下野谷遺跡は南にも北にも水場がある好立地だったのかもしれない・・。
天気怪ぶまれましたが、一日なんとかもって
最後は暗雲の切れ間から太陽が降りそそぎました。

折しもウクライナではミサイルが降り注いでいるわけで

ふりそそぐのは太陽だけで充分だ。