高さ5m幹回り45㎝の大きな木
葉がついたまま茶色くなってしまって
もう、手のほどこしようがない状態でして・・。


地盤の水はけも、いまひとつ悪かったのでしょうか・・。
私どもは日頃からたくさんの樹木を取り扱っていますので、ときには枯れてしまうことも、きわめて自然なことと捉えています。
あきらめなきゃならないことも日常でしてね・・。

仕事ですから・・。
しかしながら、お客様にとっては、いろいろ思い入れがあったり、かけがえのないものでありますから、心のケアは大事です。
とはいえ、なにもできないのですが・・。
寄り添って話を聞いてあげることぐらいしかできないんです。
子供が木登りした話やベリーの実をペットが食べていた話、思い出話をたくさん聞きました。

いままでありがとうという気持ちを添えて。
大事にされていた樹木が枯れてしまったとき、ふたつのことを思うんです。
そこでぷっつり止まってしまう時間と
そこから始まる時間
花が散り、やがて新緑が出てくるように・・。
お客様には新しい植樹のご提案をさせていただきました。
植物はたくさんもことを我々に教えてくれます。
あらたな時間が生まれ、これからもたくさんの思い出をつくっていただきたいです。